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サラリーマンと大震災(2) [サラリーマンと個人事業]

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震災の被災者において、人生が大きく変わってしまった人は沢山います。
私は自分の意思で第二の人生を歩もうと決意しましたが、そうではなく、外的要因・圧力により変わってしまった人も多くします。

被災地はバブル崩壊後、過疎化が進む地域がほとんで、当然ながら仕事が少ない、仕事があってもパート待遇や労働条件が過酷だったり、多くは労働者側からすると満足できる労働環境ではありませんでした。
そのような中、多くの零細企業が津波でダメージを受けたのですから、そこで働く従業員の明日は容易なことではありません。

店、工場が流され仕事がなくった・・・。
結果的に解雇です。
しかし、解雇の仕方にも会社(使用者側)の本心・本音の違いにより、従業員の感情は様々だった様です。

何とか再開、再雇用できるようにするから、それまで(解雇による)失業保険で食いつないでもらいたい。
そこまで言い切った会社は、従業員との信頼関係は崩れることは少なかった様です。

しかし、多くは、見通しについて何ら示さず、解雇通達する会社が多かった様です。
会社にとっては仕方ない面もあるんです。
何せ、行政の助成や支援なども未曾有の震災以降でははっきりしない状況が続いたので。
しかし、そのような会社の中で、パートでの待遇や過酷労働だったりしたら、従業員は再開したって絶対戻って来ませんよね。

震災から2年も過ぎると、復興特需によって一部の業界はバブル景気のような状況です。
被災地の求人倍率は軽く1倍を超え、労働者が不足の状態が慢性しています。
多くの被災者は暫定とは分かっていても復興関連の待遇が良い仕事を求めます。

結果的に解雇の段階で信頼関係を保てなかった会社が再開を果たしても、元従業員は戻ることはなく、従業員不足が続くというお粗末な状況が見受けられます。

(つづく)





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